まとま蔵
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まちを歩けば
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まちを歩けば棒にあたる
MA+MAのまちあるき page04
●日本建築訪ねて9(番外編)
 サンチーの第一ストゥーパ


 皆さんが「塔」という言葉から連想されるのは
法隆寺の五重塔とか、薬師寺の三重塔のように高くそびえ立つものだと思います。
 しかし、この「塔」という言葉は右の写真のようなインドの「ストゥーパ」という建造物からきています。ストゥーパは釈迦の遺骨を入れた壺を埋めその上に建造された仏塔です。
 ではこれが何故「塔?」ということになるのですが、仏教が中国に渡り「ストゥーパ」が「卒塔婆」と訳され、それが日本に渡り、その後この訳が省略され今ではその中の一字を用い「塔」といわれるようになりました。
 では、名前は変わっていったとして、この建造物の面影は今の日本の塔にあるのでしょうか?
 それがちゃんと残っているのです。塔のてっぺんに付いている相輪が丁度このストゥーパと同じ形をしているのです。そして法隆寺など古い塔では、仏舎利の代わりに当時中国から持ち帰った仏典が収められた壺が埋葬され、その上に心柱という柱が塔の上まで続き、相輪を支えています。つまり日本の塔はこのストゥーパを空高く持ち上げた格好になっていると言うことです。
 今は情報社会で瞬時にどこの国のものでもコピー出来ますが、昔は伝わる課程で色々な国や人の考え方が交じり合い、主旨を伝えながらアレンジしていった発想力を感じます。

インド サンチー
第一ストゥーパ門の文様
●日本建築を訪ねて8
 海龍王寺

 「塔」というとお寺の伽藍の中にそびえ立つものを想像しますが、この塔はなんと高さ4.1m。現存する日本で一番小さな塔です。
 では何故このような塔がつくられたのでしょうか?
 一説には、今でも私達が模型をつくるように、塔を建立する前に確認を含めてつくったとか、元興寺の五重小塔のように消失した塔の代わりとか、はたまた建設費がかさむものより小さなものをつくるのが当時はやった等と言われ正確なことは分かりません。
 いずれにしても、海龍王寺や元興寺の五重小塔は当時の1/10で忠実につくられていて、なかなか当時のまま残るのが難しい屋根廻りが、室内にあったことからちゃんと残り今に伝える貴重な資料となってます。

奈良法華寺北町
五重小塔
●岸川洋子写真集「茅葺東京〜ふるさとの残像〜」

2002.12.6
東京大田区の住宅街。ある区画に立派な茅葺きの民家と畑が存在していました。そして、素敵な皺がきざまれた老夫婦が二人、昔ながらの暮らしを守りながら生活していました。その暮らしぶりに岸川洋子さんが、あたたかな気持ちでカメラを向け、記録したドキュメンタリー写真です。
静かなモノクロ写真を一枚一枚めくっていくと、すっかり老夫婦と知り合いになったような気がしてきます。しかし、その茅葺きの民家は現在は取り壊され、老夫婦も亡くなられているのです。なんとも言えない切ない気持ちとともに、現在の自分の暮らしは一体なんなんだろうと考えさせられました。


この写真集は自費出版されたもので、在庫が僅かとなっているそうです。
欲しいという方は、出版元へ直接お申し込みください。

岸川洋子写真集「茅葺東京〜ふるさとの残像〜」
発行日1998.31
発行所 光村印刷(株)TEL.03-3492-1177

茅葺東京
●エレガンス・・・。

2002.12.11
JR大井町駅のホームで電車を待っているときに、ふと目についた看板。本来はツンツンしてる言葉なのに、こんなに下町っぽくなっちゃっていいのかしらん?という意味で、すごくかわいい広告だなと思いました。
エレガンス・・・?
●多くの人で賑わう新・丸ビル。
(東京・丸の内)


2002.11.24

先日、リニューアルオープンした新しい丸ビル。連日たくさんの人が押し寄せているとの噂は聞いていましたが、確かにすごい人混みでした。地下1階から4階までがショッピング・ゾーン。5、6階と35、36階がレストランゾーンです。この日は、一階のアトリウムでファッションショーが行われており、各階からたくさんの人が下を見下ろしていました。
新丸ビル
●創建当初の姿に復元される東京駅

2002.11.24

新・丸ビルの4階にはテラスがあり、そこから東京駅を望むことが出来ます。赤煉瓦のクラシックな建物は、今も東京の玄関口のシンボルですが、創建当初は左右に八角形の立派なドームがあったそうです。近い将来に、その本来の姿にリニューアルされるということです。
東京駅
●シックな住宅を発見(東京・品川)

2002.11.21

ぶらぶらと散歩をしていて、すごく雰囲気のよい住宅を見つけました。黒い木のドア、素敵な形の出窓。エアコンの室外機がちょっと美観を損ねていますが、なかなか素敵な住宅でした。家の中は一体どんな風になっているんでしょうね。
(品川区大井5丁目あたり)
シックな住宅

日本建築を訪ねて7
 中尊寺


秀吉の黄金の茶室というのがありますが、この中尊寺の金色堂と比べるとやっぱりこちらの方がとてつもなくダイナミック。
現在は建物保護のため、コンクリート造りの建物の中にありますが、その前は境内の中にある「鞘堂(さやどう)の中にありました。この鞘堂は鎌倉時代に造られたもの。
ということは、その前はむき出しで境内にあった?
そのようなものを目にした当時の人達はどんな想いを抱いたのか。奥州藤原氏の絶大なる力を感じたのでしょうか。

岩手県西磐井郡平泉町

中尊寺金色堂
金色堂の写真は特別な許可をもらい撮影したものです。
黙って撮ると怒られますから注意してください。
インドの想い出

ガンガーの沐浴風景です。
日本人の感覚では信じられないことだけれど、川の流れはほとんどなくすごく濁っている。この川に火葬した死体も流すし、生活排水も流す。しかしここはまぎれもないヒンドゥー教徒の聖なる水であり、沐浴することで全ての罪が洗われる。
朝日の中でこの風景を見ていると、汚いという感覚以上に何故かとても神聖な風景を見ている気がしました。
ガンガーの沐浴
●日本建築を訪ねて6
 浄瑠璃寺


素晴らしい庭園の池を挟んで二つの国宝建築がある京都の浄瑠璃寺。秋の紅葉はとても素晴らしいそうですが、未だに行けていません。
この三重の塔は、平安時代、京都一条大宮から移されてきたもの。この塔、何故かピサの斜塔ほどではありませんが、わずかに傾いてます。当時の日本の建築技術から考えるとこんなことは考えられないのですが・・・
未だに謎です。
初層の中には扉の釈迦八相、四隅の十六羅漢図など、装飾文様と共に壁面で埋められているそうですがこれもまだ見たことがない。今行きたいお寺です。

京都府京都市

浄瑠璃寺三重塔
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